1.ボディ
大きく分けるとコルゲート車体(7001F〜7015F)とビードプレス車体(左記以外)に分かれるが、ビードプレス車体もよく見ると2タイプ存在する。
コルゲート車体は正面アンチクライマー(ライトユニット下部の板状のもの)が1枚
ビードプレスボディのうち、7021F〜7025Fは正面アンチクライマーが1枚
ビードプレスボディのうち、7201F〜7205F、7421F〜7425Fは正面アンチクライマーが2枚
アンチクライマーの拡大:コルゲート車体
7021F〜7025F
7201F〜7205Fと7421F〜7425F
余談だが、7421F〜7425Fが登場する以前は、4連組のことを便宜上「7200系」と個人的に呼んでいた。
これはアンチクライマーの本数が異なっていたこと、および屋根上の都営用無線アンテナ取付台が省略されていたことなど、7020系と仕様が異なっていたからである。
2連が登場した現在、「7020'系」として区分すべきかな、と個人的に考えている。
2.ヒューズボックス
86年3月製造分までは台形タイプ。例外はパンタ撤去後、再度取り付けた7151、7153〜7155、7160とリニュウアルの際にパンタが新設された7057、7060等
上記以外はこのタイプ。ヒューズボックス2個搭載車のうち、デハ6400型とデハ7400型の山側配管は3本である。
3.補助電源装置
84年製の7010FまではMG(電動発電機)
7011F以降はSIV(静止型サイリスタインバータ)
2004年度リニュウアル編成のうち、7005FはMGからSIVに換装された。見た感じ9000系のと同一のようだ。
4.ナゾの配管?
クハ7711〜7715、7721〜7724の妻面には写真のようなボルト(左右各4個)と管がついている。
何の目的かは不明
5.正面表示幕まわり
知人から教えていただいたのだが、同時期製造の7021Fと7022Fでは、正面表示幕まわりの処理が異なっている。
7021FはFRPのフチギリギリまで黒く下部も直角だが、7022Fは純粋に押さえ金部分のみが黒。
どうも製造時かららしい。
6.ナンバープレートの字体
91年以降の新製車からナンバーの字体が変更されている。
90年以前の新製車は改番を行なった車両のみ変更されていたため、編成中で字体が異なるものも存在するが、05年度より原則的に検査入場編成の側面ナンバー字体が変更されるようになった。
7.ワイパー
7025F、7201F〜7205F、7421F〜7425Fは8000系同様の黒ワイパーであり目立つ存在。
02年7月以降、助士席側ワイパーアームが若干長いものに交換されており、左右で色違い、長さ違いのパターンが多くなってきている(写真はクハ7725)
8.IRアンテナステー
京王の列車無線がIR(誘導無線)だった時の名残。スカート装着時に全て撤去されたと思いきや、7012F(クハ7712)には未だに残る。
6000系のIRアンテナステーと形状が違うのは、都営用ATC車上子の取り付けを考慮していないため。
既に廃車となった6010F〜6012F、6801F〜6806Fも同一のものだった他、6007F、6407F、乗り入れ改造前の6031F〜6035F(つまり、初代6007F〜6015Fまで)もこのステーだった。
9.CP
HB-2000。7012Fまではこのタイプ。
HS-20。7013F以降の新製車はこのタイプ。
ただし、下記のパターンで交換され、新製時と違うものを装備している車両がある。
1.7001F〜7005F
5連当時はデハ7050とクハ7700にHB-2000を搭載。6連化時に追加したデハ7150はHS-20。後日、クハ7700のHB-2000をデハ7150に移植し、HS-20を予備品に。
2.7006F〜7012F
5連当時はデハ7050とクハ7700にHB-2000を搭載。6連化時に追加したデハ7150はHS-20。8連化を前に、クハ7700のHB-2000とクハ7750のMG(SIV)をデハ7150に移植し、HS-20を予備品に。
3.7009F〜7012F
8連化の際に組込んだサハ7550はHS-20。近年になり(気付いたのは2003年6月頃)、予備品or廃車発生品のHB-2000と交換。
10.連結器
7022FまではHT型、7023F以降はHT改型。
11.側面KEIOロゴ
89年車までKTRプレートで登場したので、KEIOロゴはプレート貼り。90年車以降は車体に直貼り。
12.側ドア
85年度車までは把手が1ヶ所。86年度車以降は2ヶ所。
今後もネタがあれば追加していきます。
作成:2002年10月10日
更新:2004年12月23日