京王6000系形態分類

〔1次車〕 6001F〜06F
 最初に登場した6連6本は5000系と同じく抵抗制御を採用。また、クーラーも5000系同様に先頭車が分散型、 中間車が集中型となっている。
製造時は3M3Tの6連だったが、のちに5連化。外されたT車はM化され、3連に組みこまれた(3次車の項参照)。
このグループは既に姿を消している。

〔2次型〕 6007F(1)〜12F
 このグループから、中間車のクーラー容量のアップ、界磁チョッパ制御装置の採用が行なわれている。
当初は6連だったが、のちに中間車を組込み8連化。
さらに07F(1)〜09Fについては、都営線ATCを取り付けて31F〜33Fに改造されている。2001年に10F、11F、 31Fが、2002年に12F、32Fが、2003年に33Fが廃車となって消滅。

 ・最終時の仕様
 室内更新:10F、11Fのみ施工
 側扉フレ止め金具:10F〜12Fのみ施工

〔3次車〕 6401F〜06Fの先頭車、6007F(1)〜12Fの中間ユニット
 2次車と同形態。唯一の違いは、ブレーキ制御ユニットの箱が丸みを帯びたものから完全な箱になったこと。
クーラーはデハ6451〜6456が集中(角)型、クハ6801〜6806が分散型、中間ユニットが集中(丸)型となっていた。
このグループも既に消滅。

〔4次車〕 6013F(1)〜15F(1)
 この編成以降、クーラーは先頭車も集中(丸)型となる。また、乗務員扉、側扉も3次車までと相違がある。
13F(1)は3+5編成で現在の07F、残りの2本は8連固定で現在の34F、35Fである。
2004年に6407F+6007Fが事業用車化、および廃車となった。

   

 ・現在の仕様
 塗り屋根化:全車施工
 更新工事:6034Fのみ未施工
 側扉フレ止め金具:6034Fのみ未施工

〔5次車〕 6016F(1)〜18F(1)
 これらの編成は、都営線乗入れ準備車として当初から6M2Tで登場。また、ATC設置工事およびT車のM車化工事中の 車両不足を補うため、6769、6719、6569(いずれも初代)も新製された。
この編成以降、パンタ脇のランボードが薄くなっている。現在は6036F〜38F。

 ・現在の仕様
 全編成、更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔6次車〕 6039F〜41F
 新製時より都営線ATCを装備しているほかは5次車と同じ。なお6039Fは中間車5両のみの新製。

 ・現在の仕様
 全編成、更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔7次車〕 6013F(2)〜15F(2)、6431F〜35F
 2代目となる13F〜15Fは、6次車からATC関係をなくしたもの、と思えばよい。この編成以降、非ATC車にも 軽度のATC取付準備がなされるようになる。
6431F〜35Fは朝の直通通快10連化に伴い新製されたもので、下り方先頭車クハ6750(6881〜6885)にも 回生ブレーキ使用時のパンタ離線対策としてパンタが設置されている。

 

 ・現在の仕様
 全編成、更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔8次車〕 6016F(2)、17F(2)
 7次車と同形態だが、パンタまわりの配管押さえが足付きから屋根にベタ付けとなっている。
6016FはATC改造を受けて6046Fとなった。

 ・現在の仕様
 全編成、更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔9次車〕 6018F(2)、19F(2)、6410F〜12F、36F
 この編成以降、屋根が塗り屋根になる。また、側扉の靴ズリもステンレス製となった(6410F、11Fは除く)。
6018F、6019FはATC改造を受けて、6048F、6049Fとなった。

 

 ・現在の仕様
 全編成、室内更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔10次車〕 6413F〜19F
 この編成以降、クーラーキセがステンレス製となる。
現在は6418F、19FがATC改造を受けて6440F、39Fに改造されたほか、6416F、17Fが競馬場線用のワンマン対応車となっている。

 ・現在の仕様
 全編成、室内更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔11次車〕 6042F〜44F、6420F、37F
 パンタの配管まわりが7000系に準じたものになったほか、8連のCPも低騒音型となった。
6420FはATC改造を受け6438Fになっている。

  

 ・現在の仕様
 6044Fを除いて室内更新工事施工。側扉フレ止め金具設置済。

〔12次車〕 6021F〜24F
 いわゆる5扉車。補助電源装置がMGからSIVになったほか、ドアエンジンや側窓などは8000系の元と なっている。また、ナンバー字体も当初から丸文字で、プレートに飾り枠がない。
現在は23Fと24Fが4扉に改造されたほか、22Fの中間車を21Fに組みこんで、22Fが動物園線用ワンマン車(4連)、21Fが相模原線区間運転用(6連)となっている。

 

京王6000系概要

 

 

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